小笠原日凰(読み)オガサワラ ニチオウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「小笠原日凰」の解説

小笠原 日凰
オガサワラ ニチオウ


職業
尼僧 女優

肩書
瑞龍寺(日蓮宗林霊御所)13世門跡

本名
小笠原 英法(オガサワラ エイホウ)

旧名・旧姓
神崎

別名
旧芸名=桜 緋紗子(サクラ ヒサコ),前法名=小笠原 法佳,前名=小笠原 不二子

生年月日
大正3年 3月15日

出生地
広島県 広島市

出身地
大阪府 大阪市

学歴
精華高女〔昭和4年〕中退,宝塚音楽学校卒

経歴
昭和4年宝塚に入り、翌5年桜緋紗子の名で初舞台。男役スターの葦原邦子と組んで、“カンちゃん”の愛称で親しまれ、娘役トップスターとして一時代を築いた。15年退団して新派に入り、同年「晴小袖」で映画にも初出演。戦後、東京・有楽町で宝塚専門の店カトレヤを経営。26年交通事故に遭い、その後、仏門帰依。40年滋賀県八幡山山頂の村雲御所瑞龍寺入山。小笠原長幹伯爵養女に入り、人生相談などに応じてきた。63年12世門跡で義姉の小笠原日英の死去にともない、13世門跡を継いだ。自伝「愚女一心」がある。

没年月日
平成14年 3月20日 (2002年)

家族
養父=小笠原 長幹(伯爵)

親族
義姉=小笠原 日英(瑞龍寺12世門跡)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「小笠原日凰」の解説

小笠原 日凰
オガサワラ ニチオウ

昭和期の女優 瑞龍寺(日蓮宗林霊御所)13世門跡。



生年
大正3(1914)年3月15日

没年
平成14(2002)年3月20日

出生地
広島県広島市

出身地
大阪府大阪市

本名
小笠原 英法(オガサワラ エイホウ)

旧姓(旧名)
神崎

別名
旧芸名=桜 緋紗子(サクラ ヒサコ),前法名=小笠原 法佳,前名=小笠原 不二子

学歴〔年〕
精華高女(京都)〔昭和4年〕中退,宝塚音楽学校卒

経歴
昭和4年宝塚に入り、翌5年桜緋紗子の名で初舞台。男役スターの葦原邦子と組んで、“カンちゃん”の愛称で親しまれ、娘役トップスターとして一時代を築いた。15年退団して新派に入り、同年「晴小袖」で映画にも初出演。戦後、東京・有楽町で宝塚専門の店カトレヤを経営。26年交通事故に遭い、その後、仏門に帰依。40年滋賀県八幡山山頂の村雲御所瑞龍寺に入山。小笠原長幹伯爵の養女に入り、人生相談などに応じてきた。63年12世門跡で義姉の小笠原日英の死去にともない、13世門跡を継いだ。自伝「愚女一心」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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