小笠原義勝(読み)オガサワラ ヨシカツ

20世紀日本人名事典 「小笠原義勝」の解説

小笠原 義勝
オガサワラ ヨシカツ

昭和期の地理学者,地図学者



生年
大正3(1914)年2月21日

没年
昭和39(1964)年4月27日

出生地
東京市・本郷

学歴〔年〕
東京文理科大学地理学科〔昭和14年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔昭和35年〕

経歴
東京文理大副手、文部省資源科学研究所員となり、陸軍司政官として戦時下のボルネオに渡ったが、昭和20年の敗戦帰国地理調査所(国土地理院)に勤め、地理課長、測図部長となった。その間30年から3年間、地理班代表としてアジア財団後援の岡山県農林調査に当り、日本地理学会土地利用研究委員会主査も務めた。国土基本図の策定に当り、太平洋学術会議や国際地理学会議、国際地図学会議の代表、日本国際地理学会常任委員長として、地図学、地理学の国際交流に貢献した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小笠原義勝」の解説

小笠原義勝 おがさわら-よしかつ

1914-1964 昭和時代の地理学者。
大正3年2月21日生まれ。第二次大戦中ボルネオの陸軍司政官。戦後,地理調査所(現国土地理院)にはいり測図部長となる。地理学の国際交流や,地図行政につくした。日本国際地理学会常任委員長。昭和39年4月27日死去。50歳。東京出身。東京文理大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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