小脇(読み)コワキ

デジタル大辞泉 「小脇」の意味・読み・例文・類語

こ‐わき【小脇】

わき。また、わきに関するちょっとした動作にいう語。「小脇に抱える」「小脇にはさむ」
[類語]脇の下

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小脇」の意味・読み・例文・類語

こ‐わき【小脇】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「こ」は接頭語 ) 脇。また、脇腹。また、脇に関してちょっとした動作をするときにいう語。
    1. [初出の実例]「恒世は頸を懸て小脇をすけり」(出典:今昔物語集(1120頃か)二三)
  3. 少し離れた横の方。
    1. [初出の実例]「孟賁は勇力のものぢゃが、狐疑するはわらうべの小脇からふっと出て刀をつきたつるにはをとりぞ」(出典:漢書列伝竺桃抄(1458‐60)蒯伍江息第一五)
  4. 相撲の手の一つ。〔新猿楽記(1061‐65頃)〕
  5. 中部地方の山間の一部で、隷属性が強く、最も下層に分類された百姓をいった。

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