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小腸がん しょうちょうがん

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家庭医学館の解説

しょうちょうがん【小腸がん】

 小腸は胃に近いほうから十二指腸(じゅうにしちょう)、空腸(くうちょう)、回腸(かいちょう)に分けられ、全長が消化管すべてのおよそ75%に相当する長い臓器です。
 その小腸にできるがんが全消化管にできるがんのなかに占める割合は1%前後にすぎません。胃がんと大腸(だいちょう)がんのほとんどはがん腫(しゅ)(腺(せん)がん)ですが、小腸がんは、がん腫とそのほかの悪性腫瘍(あくせいしゅよう)(肉腫(にくしゅ)、カルチノイドなど)がおよそ半数ずつを占めます。
 小腸にがん腫が少ない理由は十分にわかっていませんが、小腸は食物の通過時間が速いために、発がん物質との接触時間が短いこと、小腸の粘膜(ねんまく)は新陳代謝(しんちんたいしゃ)が盛んで、がん化がおこっても、がん細胞が体内から排除される確率が高いことなどがその理由と考えられています。
 診断には小腸X線造影が行なわれます。胃がんや大腸がんの診断に威力を発揮する内視鏡検査は、口や肛門(こうもん)から遠い小腸では使いにくいことが多く、CT検査や血管造影検査などを組み合わせた総合的診断が必要になることが少なくありません。
 治療は、手術で腸を切除するのが原則となります。

出典|小学館
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