小草履取り(読み)コゾウリトリ

デジタル大辞泉 「小草履取り」の意味・読み・例文・類語

こ‐ぞうりとり〔‐ザウリとり〕【小草履取り】

江戸時代男色の流行期に、武士草履取り名目で召し抱えた美少年

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精選版 日本国語大辞典 「小草履取り」の意味・読み・例文・類語

こ‐ぞうりとり‥ザウリとり【小草履取】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、男色の流行したころ、その目的で武士が抱えた美少年。草履取の名目で抱えた。寵童(ちょうどう)。小草履。
    1. [初出の実例]「庄之介とて究竟の者 見立ては小草履取を置れたり」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第二八)

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