小車錦(読み)オグルマニシキ

デジタル大辞泉 「小車錦」の意味・読み・例文・類語

おぐるま‐にしき〔をぐるま‐〕【小車錦】

牛車ぎっしゃの形を織り出した錦。黄色地に黒糸または黒地黄糸で織り出す。

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「小車錦」の意味・読み・例文・類語

おぐるま‐にしきをぐるま‥【小車錦】

  1. 〘 名詞 〙 牛車(ぎっしゃ)の形を織り出した錦。黒地に黄糸で織り出すものと、黄地に黒糸で織り出すものとの二種があった。伊勢神宮御衣に用いられる。
    1. [初出の実例]「乎久流末爾之木(ヲグルマニシキ)の紐(ひも)解かむ 宵入(よひり)を忍ばせ夫(せ) よやな」(出典風俗歌(9C前‐11C中か)小車)

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