小輪転(読み)こりんてん

精選版 日本国語大辞典 「小輪転」の意味・読み・例文・類語

こ‐りんてん【小輪転】

  1. 〘 名詞 〙 平安時代以降、正月女叙位(にょじょい)の時、下級女官などが、順次叙爵(じょしゃく)される方法の一つ。女司、主殿(とのもり)女官などの叙爵を大輪転(おおりんてん)というのに対し、闈司(みかどのつかさ)主水(もいとり)、東豎(あずまわらわ)の中から叙爵することをいう。⇔大輪転。〔江家次第(1111頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 モリ

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android