デジタル大辞泉
「主殿」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しゅ‐でん【主殿】
- 〘 名詞 〙
- ① 屋敷の中の、もっとも主要な建物。具体的には寝殿、表座敷、客殿などにあたる。
- [初出の実例]「兼房は楯を後にあてて、しゅでんの垂木に取りつきて」(出典:義経記(室町中か)八)
- ② 天皇即位儀式の時、香炉の火をつかさどる役。主殿寮の官人を充てることからいう。
- [初出の実例]「主殿、図書各二人以レ次東西、就レ爐焼レ香」(出典:貞観儀式(872)五)
- ③ 主殿寮(しゅでんりょう・とのもりょう)②の下司。とのも。
- ④ 権勢ある貴人の家(日葡辞書(1603‐04))。
との‐もり【主殿】
- 〘 名詞 〙 ( 「殿守り」の意 ) =とのもりづかさ(主殿寮)
- [初出の実例]「其苗裔、即ち葛野主殿(トノモリ)の県主部是なり」(出典:日本書紀(720)神武二年二月(熱田本訓))
ぬし‐どの【主殿】
- 〘 代名詞詞 〙 ( 「どの」は接尾語 ) 対称。「ぬし(主)[ 二 ][ 二 ]①」をさらにていねいにいう語。
- [初出の実例]「いかにぬし殿は拝み奉るやといひければ」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)八)
との‐も【主殿】
- 〘 名詞 〙 「とのもり(主殿)」の略。
- [初出の実例]「とのもの女官御きよめなどにまゐりはてて、起きさせ給へるに」(出典:枕草子(10C終)二七八)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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