日本歴史地名大系 「小野々奥谷村」の解説 小野々奥谷村おののおくだにむら 兵庫県:篠山市旧篠山町地区小野々奥谷村[現在地名]篠山市小野奥谷(おのおくだに)小野新村の南に位置し、籾井(もみい)川支流の奥谷川が流れる。西(にし)谷に永享年間(一四二九―四一)に創祀されたという熊野本宮社があり、その奥に飛曾山清水(せいすい)寺があったという。東部の西光(さいこう)寺跡に宝徳元年(一四四九)銘の宝篋印塔がある。天正一五年(一五八七)一〇月二〇日のおく谷水帳(後補表紙のみ、藤井家文書)が残る。慶長一三年(一六〇八)の多紀郡桑田津之国帳に「奥谷」とみえ、高一八三石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by