小野興作(読み)オノ コウサク

20世紀日本人名事典 「小野興作」の解説

小野 興作
オノ コウサク

大正・昭和期の病理学者 九州大学教授。



生年
明治23(1890)年1月28日

没年
昭和43(1968)年4月16日

出生地
東京・神田

出身地
山口県(本籍)

学歴〔年〕
九州帝大医科大学〔大正6年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔昭和6年〕

経歴
九州帝大病理学教室で室田原淳教授に師事、大正12年助教授、昭和2〜4年文部省在外研究員としてライプチヒ大学留学、9年教授。リンパ胚中心に関する研究は世界的にも評価された。21〜25年九大臨時付属医学専門部長、第38回日本病理学会会長を務め、28年退職、同年から31年まで鳥取大学教授、その後広島原爆病院嘱託として原爆症の病理学研究に従事した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小野興作」の解説

小野興作 おの-こうさく

1890-1968 大正-昭和時代の病理学者。
明治23年1月28日生まれ。昭和2年ドイツに留学し,ライプチヒ大でまなぶ。9年九州帝大教授,28年鳥取大教授。リンパ球に関する研究で知られる。31年広島原爆病院嘱託となり,原爆症に関する研究をつづけた。日本病理学会会長。昭和43年4月16日死去。78歳。東京出身。九州帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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