本籍(読み)ホンセキ

百科事典マイペディアの解説

本籍【ほんせき】

戸籍の所在場所。戸籍の編製は本籍のある場所の市町村においてなされ,そこの戸籍簿につづられる。現実の居住地とか郷里とかに関係がなく,どこにでも自由に定められ,転籍も自由にできる。なお,棄児の場合は,市町村長がその本籍を定める。
→関連項目寄留戸籍

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世界大百科事典 第2版の解説

ほんせき【本籍】

一般には〈戸籍の所在地〉と定義され,都道府県,市区町村,地番号または街区符号の番号で表示される(戸籍法6,13条。戸籍法施行規則3条)。他方,〈戸籍は,市町村の区域内に本籍を定める一の夫婦及びこれと氏を同じくする子ごとに,これを編製する〉(戸籍法6条本文)という明文規定があるので,戸籍と本籍の関係は,どちらが先なのか判然としない。なお戸籍制度をもたない欧米各国には,本籍にあたる概念はない。 戸籍簿の第1列上段が〈本籍〉欄で,下段の〈氏名〉欄とともに特定個人の戸籍を検索するうえで不可欠の事項である。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ほん‐せき【本籍】

〘名〙
① 令制で、戸籍のこと。その人が記載されている戸籍。
※続日本紀‐大宝三年(703)四月戊午「安芸国被略為奴牌者二百余人、免本籍
② 戸籍のある場所。都道府県市町村地番をもって表示される。実際の住所と関係なく、自由に定めることができる。
※太政官布告第七十四号‐明治七年(1874)七月一〇日(法令全書)「別に本籍相定若し現在地の外へ本籍相定度望の者は一旦現在地へ定籍の上其地より望の地へ送籍すべし」

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世界大百科事典内の本籍の言及

【本貫】より

…本籍,本籍地のこと。〈ほんかん〉ともいう。…

※「本籍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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