小鎌村(読み)おがもむら

日本歴史地名大系 「小鎌村」の解説

小鎌村
おがもむら

[現在地名]吉井町小鎌

石上いそのかみ村の北にある。標高三〇〇メートルの峰々が連なる山村で、新庄しんじよう川が南流する。慶長一〇年(一六〇五)備前国高物成帳(備陽記)仁堀にぼり庄に村名がみえる。寛永備前国絵図では高五八二石余。正保郷帳には枝村下庄しもしよう村・安友やすとも村・とうげ村が載る。「備陽記」では枝村として小鎌下分おがもしたわけが別記される。「備陽国誌」によれば、小鎌下分は古名下庄で、「吉備温故秘録」は小鎌下分の古名を下谷とし、枝村安友・峠をあげる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android