小関新田(読み)こせきしんでん

日本歴史地名大系 「小関新田」の解説

小関新田
こせきしんでん

[現在地名]清水町伏見ふしみ

伏見村の西、黄瀬きせ川の左岸に位置する。「修訂駿河国新風土記」によると、明暦二年(一六五六)黄瀬川河原を開発して成立。延宝二年(一六七四)検地を受け、高二〇石余・反別一町九反余が確定した。当初人家はなく上香貫かみかぬき(現沼津市)の枝郷として扱われていたが、元禄七年(一六九四)以前の沼津宿定助郷七ヵ村の一つに数えられている。国立史料館本元禄郷帳では幕府領、その後は本村の上香貫村と同様に宝永三年(一七〇六)相州荻野中山藩領となり、安永六年(一七七七)沼津藩領に転じ、同藩領で幕末に至ったと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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