小青田村(読み)こうだむら

日本歴史地名大系 「小青田村」の解説

小青田村
こうだむら

[現在地名]柏市小青田こあおた

船戸ふなと村の南東利根川右岸にあり、南東は大室おおむろ村。集落の中心は姫宮ひめみや神社のある字弥五山やごやま川端かわばた駒形こまがたであった。寛永二年(一六二五)の本多正貫領知目録写に小青田村(高五二石余)とみえ、旗本本多領。以後領主の変遷は船戸村に同じ。貞享三年(一六八六)の年貢割付状(古谷家文書)によると高五二石余、上田は六反余で、うち二反二畝余は荒引、取米は二石一斗(五斗取)中田は一町八反余で一反四畝余が荒引、取米は六石七斗(四斗一升取)、また中田のうち一畝余は畑成(取米一升)下田(三斗二升取)は二町五反余で七反余は荒引、下田のうち六畝余は畑成で、この取米は三升余、下々田(二斗一升取)は二町三反余で六反余は荒引、下々田のうち四畝余は畑成で、この取米は二升余であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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