少女さび(読み)オトメサビ

デジタル大辞泉 「少女さび」の意味・読み・例文・類語

おとめ‐さび〔をとめ‐〕【少女さび】

おとめらしく振る舞うこと。⇔男さび
娘子をとめらが―すと韓玉からたま手本たもとに巻かし」〈・八〇四〉

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精選版 日本国語大辞典 「少女さび」の意味・読み・例文・類語

おとめ‐さびをとめ‥【少女さび・乙女さび】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さび」は接尾語 ) 成年女子としてふさわしくふるまうこと。また、そのような様子を示すこと。⇔おとこさび
    1. [初出の実例]「少女らが 遠等咩佐備(オトメサビ)すと 唐玉手本(たもと)に纏(ま)かし」(出典万葉集(8C後)五・八〇四)

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