少弐冬尚墓所(読み)しようにふゆひさぼしよ

日本歴史地名大系 「少弐冬尚墓所」の解説

少弐冬尚墓所
しようにふゆひさぼしよ

[現在地名]神埼町大字城原字菅生

菅生すごうの栄城山真正しんしよう(浄土真宗本願寺派)裏手にある。

少弐氏はもと藤原氏の出といわれ、源頼朝の信任を得て大宰府下向。嘉禄元年(一二二五)大宰少弐となり、旧姓武藤を改めて官名を姓とするほどの長い職歴と勢力を植え付けた。しかし新興大内氏によって大宰府を追われ、少弐資元と冬尚父子は明応六年(一四九七)江上氏を頼り勢福寺せいふくじ(現神埼町)に入る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android