尸毗(読み)しび

精選版 日本国語大辞典 「尸毗」の意味・読み・例文・類語

しび【尸毗】

ivi音訳) 釈迦前世菩薩修行をしていたときの名。鷹(たか)に追われた鴿(はと)を救うために、自分の肉を鷹に切り与えたという王。
※観智院本三宝絵(984)上「昔国王伊坐き。尸毗王と云き」 〔菩薩本行経‐下〕

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デジタル大辞泉 「尸毗」の意味・読み・例文・類語

しび【尸毗】

《〈梵〉Śiviの音写釈迦しゃかが前世に菩薩ぼさつの修行をしていた時の名。たかに追われた鴿はとを救うため、自分の肉を切り取って鷹に与えたという王。尸毗迦。尸毗王。

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