尸祝(読み)ししゅく

精選版 日本国語大辞典 「尸祝」の意味・読み・例文・類語

し‐しゅく【尸祝】

〘名〙
① (「尸」は大廟中の神主、「祝」は神に辞を伝えるもの) かたしろとかんなぎ。神官。
菅家文草(900頃)四・堯譲章「既知尸祝用、誰為実賓煩」 〔荘子‐逍遙遊〕
② (━する) 崇拝すること。
※徂徠集(1735‐40)二七・与竹春庵「不佞亦昔年尸祝程朱
※授業編(1783)六「今に至るまで世に尸祝(シシュク)する作者は」

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普及版 字通 「尸祝」の読み・字形・画数・意味

【尸祝】ししゆく

かたしろと、かんなぎ。〔荘子、逍遥遊〕人、を治めずと雖も、尸俎(そんそ)(お供え物)を越えて之れに代らず。

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