尻が来る(読み)シリガクル

デジタル大辞泉 「尻が来る」の意味・読み・例文・類語

しりが◦

他から苦情などを持ち込まれる。また、人のした、好ましくない物事処理が、身に降り掛かってくる。
「客をふるので出先からお―◦来たり」〈秋声縮図

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 しり 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「尻が来る」の意味・読み・例文・類語

しり【尻】 が 来(く)

  1. あとで苦情をもちこまれる。他人のした、好ましくない物事の処理が身にふりかかる。とばっちりが来る。尻が参る。
    1. [初出の実例]「取る程とってしまふてから、是斗は尻(シリ)の来(ク)る事にはあらず」(出典浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む