日本歴史地名大系 「尼ヶ瀬村」の解説 尼ヶ瀬村あまがせむら 大分県:大分市旧大分市地区尼ヶ瀬村[現在地名]大分市荏隈(えのくま) 尼ヶ瀬大分川の北岸にあり、奥小路(おくしようじ)村の西側一帯に広がる。同川河畔の村々はいずれも大水で被害をたびたび受けた。正保郷帳に村名がみえ水損所と注記される。田高二一石余・畑高四四石余、早田(わさだ)庄に所属。領主の変遷は駄原(だのはる)村に同じで、里郷上村組。「府内藩日記」享保一六年(一七三一)八月一八日条に「亥八月八日朝五時より雨降出し、同十一日雨不止、七前より艮風吹出、段々風雨強、同夜四時より、風北ニ廻リ、翌十二日朝八時より、西風ニ直リ風雨止」とあり、さらに「破損損亡の覚」として「一大川筋出水 六尺五寸 賀来村小川 壱丈三尺 尼ケ瀬村 壱丈 古国府村 九尺五寸 坊ケ小路 一田畑高合六百六拾八石四斗壱合」と記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by