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尼寺廃寺跡

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

尼寺廃寺跡

1996年に国内最大級の約3・8メートル四方の巨大な心礎(塔の心柱の礎石)が出土し、南北71メートル、東西44メートルの法隆寺式伽藍(がらん)の寺跡(北廃寺)とわかった。塔の高さは、40メートル級と推定される。約200メートル南からも7世紀中ごろの法隆寺式伽藍の寺跡(南廃寺)が出土、両廃寺は僧寺と尼寺のセットとみられている。

(2009-11-06 朝日新聞 朝刊 2社会)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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国指定史跡ガイドの解説

にんじはいじあと【尼寺廃寺跡】


奈良県香芝市尼寺にある寺院跡。大阪府と奈良県の境にある二上(ふたかみ)山の北方、奈良盆地西縁の丘陵部に所在する。1991年(平成3)から2000年(平成12)にかけ、基壇跡などを中心に遺跡の確認調査を実施、2002年(平成14)に国の史跡に指定された。調査の結果、中心伽藍(がらん)は東向きの法隆寺式伽藍配置で、北に金堂、南に塔が配置され、その周囲を東に中門が設けられた回廊がめぐっていることが判明。回廊に囲まれた中心伽藍の範囲は南北約71.4m、東西約44.8m。金堂の基壇は南北約16.2m、東西約13.6mで、塔は1辺約13.6m四方の基壇をもつ。この塔基壇では、長さ・幅とも3.8mの巨大な半地下式の心礎が検出され、その柱座からは耳環12、水晶玉4、ガラス玉3、刀子1からなる舎利荘厳具が出土した。また、寺域は南北110m以上、東西約80mとみられ、南面と東面には築地塀が設けられていたことが確認された。東面築地塀のほぼ中央と推定される位置には東大門も検出され、塔の瓦の形式や唐尺使用の可能性から、7世紀後葉に創建され、平安時代初頭の9世紀から10世紀に焼失したと推定されている。JR和歌山線畠田駅から徒歩約10分。

出典|講談社
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