デジタル大辞泉 「尽未来際」の意味・読み・例文・類語 じんみらい‐さい【尽未来際】 《「じんみらいざい」とも》仏語。未来の果てに至るまで。未来永劫えいごう。永遠。副詞的にも用いる。「―方かたのつく期ごはあるまいと思われた」〈漱石・吾輩は猫である〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「尽未来際」の意味・読み・例文・類語 じん‐みらいさい【尽未来際】 〘 名詞 〙 仏語。未来の辺際をつくすという意で、未来永遠。永遠の未来。未来永劫。また、副詞的に用いて、「永久に」の意を表わす。尽未来。[初出の実例]「父母未生已前、威音以前、乃至尽未来際、無尽未来際にいたるまでの、挙力・挙心・挙体・挙道をもて、聞法するなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)無情説法)「尽未来際生々世々、離れじ退かじとはったと睨む眼の光」(出典:浄瑠璃・平家女護島(1719)四)[その他の文献]〔最勝王経〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例