新撰 芸能人物事典 明治~平成 「尾上九朗右衛門」の解説
尾上 九朗右衛門(2代目)
オノエ クロウエモン
- 職業
- 歌舞伎俳優
- 本名
- 寺島 清晁(テラジマ キヨアキ)
- 屋号
- 音羽屋
- 生年月日
- 大正11年 1月22日
- 出生地
- 東京市(東京都)
- 学歴
- パサデナ演劇学校〔昭和26年〕中退
- 経歴
- 名優と呼ばれた6代目尾上菊五郎の長男で、大正14年尾上左近を名乗り「助六」の福山で初舞台を踏む。昭和15年2代目尾上九朗右衛門を襲名。歌舞伎だけでなく、「かくて自由の鐘は鳴る」「宮本武蔵」など映画にも出演するが、44年12月脳出血で右半身がマヒし、俳優を断念。リハビリの傍ら、ハーバード大学、カリフォルニア大学などで演劇を講じ、歌舞伎の紹介に尽くした。
- 没年月日
- 平成16年 3月28日 (2004年)
- 家族
- 父=尾上 菊五郎(6代目)
- 伝記
- 聞き書き 尾上九朗右衛門―アメリカに移住した梨園の御曹司 花田 昌子 著(発行元 朝日新聞社 ’96発行)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報