尾続村(読み)おづきむら

日本歴史地名大系 「尾続村」の解説

尾続村
おづきむら

[現在地名]佐治村加茂かも

佐治川中流域南岸にあり、集落は急峻なV字谷の底辺部に点在。東は大水おおみず村、南に因幡・美作境の抹香峠を美作国東北条とうほくじよう阿波あば(現岡山県阿波村)へ越える道がある。古くは尾付村と記し、古代の小槻氏に由来するという(因幡志)。永禄四年(一五六一)八月吉日の福島甚二郎末国売券(来田文書)によると、北弥七郎に売却された伊勢道者職の在所の一つに「こた一円」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android