尾駮村(読み)おぶちむら

日本歴史地名大系 「尾駮村」の解説

尾駮村
おぶちむら

[現在地名]六ヶ所村尾駮

下北半島基部東岸にある尾駮沼の北に位置する。北は出戸でと村、南は鷹架たかほこ村、西は有戸ありと(現野辺地町)に接し、北部老部おいべ川が東流する。地名の初見は天暦五年(九五一)の「後撰集」にみえる「をぶち」が当地に比定されるとすれば最も古い。

<資料は省略されています>

平安期の「蜻蛉日記」にも「をぶち駒」とみえ、同末期の「後拾遺集」にも詠まれるをぶちの駒は、尾駮村辺りに比定されるをぶちの牧に推定される(→有戸野

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android