居直(読み)いなおり

精選版 日本国語大辞典 「居直」の意味・読み・例文・類語

い‐なおりゐなほり【居直】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 居直ること。いずまいを正すこと。
    1. [初出の実例]「参らせ給ひて、人々ゐなほりなどすれば」(出典:讚岐典侍(1108)下)
  3. 急に態度を変えること。
    1. [初出の実例]「中途で居直りされたんぢゃ、此方も強ひて否と云ふ事は出来ないからね」(出典:肉塊(1924)〈谷崎潤一郎〉六)
  4. いなおりごうとう(居直強盗)〔日本隠語集(1892)〕
  5. 言ったことを違えること。
  6. 産婦が分娩後六日目に床に起きあがること。
    1. [初出の実例]「はや居直(ヰナホ)りの六日だれ」(出典浄瑠璃・信州姥捨山(1730)四)
  7. 下がってきた相場が途中からまた上がること。出直り。〔取引所用語字彙(1917)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む