屏息(読み)ヘイソク

デジタル大辞泉 「屏息」の意味・読み・例文・類語

へい‐そく【×屏息】

[名](スル)
息を殺してじっとしていること。
「敵艦依然港内に―して」〈独歩愛弟通信
おそれて身を縮めること。
一片命令の下に操觚者そうこしゃは―し」〈魯庵・「破垣」に就て〉

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精選版 日本国語大辞典 「屏息」の意味・読み・例文・類語

へい‐そく【屏息】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「屏」はおさめる意 ) 息をころすこと。じっと静かにすること。また、おそれてちぢこまること。
    1. [初出の実例]「猶大陽中天、鬼魅狐惑、自伏匿而屏息」(出典語孟字義(1705)下)
    2. 「軍中屏息(ヘイソク)して命を聴かざる者なし」(出典:明治月刊(1868)〈大阪府編〉四)
    3. [その他の文献]〔新五代史‐義児伝李存進〕

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