デジタル大辞泉 「属絋」の意味・読み・例文・類語 ぞっ‐こう〔ゾククワウ〕【属×絋】 《「絋」は新しい綿の意。昔、中国で、綿を鼻や口に当てて呼吸の有無を確かめたことから》人の死に際。臨終。しょっこう。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「属絋」の意味・読み・例文・類語 しょっ‐こうショククヮウ【属絋】 〘 名詞 〙 ( 「絋(こう)を属(つ)ぐ」の意で、絋(新しい綿)を口や鼻につけて呼吸の有無をたしかめたところから ) 人の臨終。ぞっこう。〔運歩色葉(1548)〕[初出の実例]「芭蕉庵松尾桃青は、〈略〉溘然として属絋(ショククヮウ)に就いたのである」(出典:枯野抄(1918)〈芥川龍之介〉)[その他の文献]〔儀礼‐既夕礼〕 ぞっ‐こうゾククヮウ【属絋】 〘 名詞 〙 ( 「絋(こう)を属(つ)ぐ」の意で、絋(新しい綿)を口や鼻につけて呼吸の有無をたしかめたところから ) 人の臨終。いまわのきわ。しょっこう。[初出の実例]「属絋之夕、重託レ扶二持階下一」(出典:本朝文粋(1060頃)四・為昭宣公辞摂政〈菅原道真〉) しょく‐こう‥クヮウ【属絋】 〘 名詞 〙 ⇒しょっこう(属絋) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例