20世紀日本人名事典 「山下善平」の解説 山下 善平ヤマシタ ゼンペイ 昭和期の鵜匠 宮内庁式部職ウ匠。 没年昭和61(1986)年12月20日 出身地岐阜県 学歴〔年〕岐阜大農学部卒 主な受賞名〔年〕岐阜市長表彰〔昭和54年〕,岐阜県知事賞〔昭和55年〕 経歴岐阜市内で代々ウ匠を務める山下家の先代幹司氏の次男。大学卒業後、昭和21年から父とともにウ飼い漁業に従事し、37年には跡をついで式部職に。奈良時代の漁法をそのまま伝えるウ飼い技法の保護伝承に務めた。長良川で毎年5月から10月まで行われるウ飼いでは、ひげの風ぼうとユーモアに富んだ説明で多くの観光客に親しまれた。茶道をたしなむ文化人としても知られていた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山下善平」の解説 山下善平 やました-ぜんぺい 1923-1986 昭和時代後期の鵜匠(うしょう)。大正12年6月16日生まれ。山下幹司(かんじ)の次男。父にまなび,昭和37年宮内庁式部職鵜匠に任じられる。伝統漁法を継承して鵜匠の保護・育成につとめる。アメリカで実演するなど,長良(ながら)川の鵜飼いを世界に紹介した。昭和61年12月20日死去。63歳。岐阜県出身。岐阜農専(現岐阜大)卒。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by