山中福田村
やまなかふくだむら
[現在地名]世羅西町山中福田
長田村の東南に位置し、北流して馬洗川と合する山福田川の支流域の谷々からなり、四方を山地で囲まれる。村の西部に波多古屋(波他古也)山(五五三メートル)がある。集落は村の中央部に東西に広がる溝熊谷・福井谷、北東部の福田谷などの山麓南面に散在。当村はかつて大田庄山中郷に属した。建久元年(一一九〇)六月日付僧鑁阿置文(高野山文書)に「横坂ノ福田長田」とみえ、福田谷を中心とする一帯は山中郷の一つ横坂郷に属していた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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