山井村(読み)やまのいむら

日本歴史地名大系 「山井村」の解説

山井村
やまのいむら

[現在地名]姫路市山野井町やまのいちよう岡町おかまち嵐山町あらしやまちよう岩端町いわばなちよう

飾東しきとう郡に所属。船場せんば川と大野おおの川の合流点右岸に位置し、北は南八代みなみやしろ村。山野井などとも記される。文明一三年(一四八一)九月日の上月満吉所々知行分目録案(上月文書)国衙こくが内の「山野井名」がみえる。文亀二年(一五〇二)母里氏は「山井村」二郎左衛門が作職をもつ姫路山西裏の田二段ほかを称名しようみよう(正明寺)に寄進している(同年二月彼岸日「母里秀友下地寄進状」正明寺文書)。天正九年(一五八一)九月九日の惣社集日記(智恵袋)によれば、大永元年(永正一八年、一五二一)五月の惣社(射楯兵主神社)神事山野井村一〇〇人が参加していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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