山内東一郎(読み)ヤマノウチ トウイチロウ

20世紀日本人名事典 「山内東一郎」の解説

山内 東一郎
ヤマノウチ トウイチロウ

大正・昭和期の鍛冶



生年
明治23(1890)年

没年
昭和41(1966)年4月4日

出身地
青森県

経歴
小学校卒業後、呉服商につとめたが、鍛冶屋徒弟となる。大正2年以後仙台高等工業学校機械工場、東北帝大鉄鋼研究所に勤務。13年ピッケル試作、15年山内鉄工所を設ける。ピッケル、アイゼン等の登山用具は日本の登山界に寄与した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山内東一郎」の解説

山内東一郎 やまのうち-とういちろう

1890-1966 大正-昭和時代の鍛冶(かじ)工。
明治23年4月4日生まれ。東北帝大鉄鋼研究所(のち金属材料研究所)につとめたあと大正15年山内鉄工所を設立。13年からピッケルを試作し,昭和3年第1号を完成。5年世界初のニッケル-クロム鋼製ピッケルを製作,製品は「山内ピッケル」の名で高い評価をえた。昭和41年4月4日死去。76歳。青森県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android