日本歴史地名大系 「山口古図」の解説 山口古図やまぐちこず 写本 山口県文書館蔵解説 中世に大内氏の本拠として発展した山口市街、竪小路・大殿大路・大町(大市・中市・米屋町)・道場・門前・円政寺・金古曾などの街区、あるいは山沿い地帯にかけ、大内氏の居館を中心に一族譜第をはじめ家臣の邸宅や社寺の位置を示す。原図は明治二六年頃市内旧家での発見とされたが散佚。近世になり山口市街に大氏関係の遺跡した。重点的に記入し、明治初年の追記も含む写本が現存する。成立年代は決定しがたいが、ザビエルの布教遺跡である大道寺など中世末期の寺院の記入もある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by