大道寺(読み)だいどうじ

精選版 日本国語大辞典 「大道寺」の意味・読み・例文・類語

だいどうじ ダイダウジ【大道寺】

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日本歴史地名大系 「大道寺」の解説

大道寺
だいどうじ

[現在地名]館林市本町二丁目

青梅あおうめ神社の西にある。白峰山見生院と号し浄土宗。本尊阿弥陀如来。文禄二年(一五九三)善導ぜんどう寺が城北にあたる加法師かぼうし付近から城南に移転し跡地に頓阿見性が創建した寺といわれ、のち現在地に移った。創建以来善導寺の役寺として寺務諸役を勤め、本寺の旧院号見性院を付与されたという。延宝二年(一六七四)の城下町図には見性けんしよう院とみえ、嘉永元年(一八四八)の城下地図には大道寺とある。明治に入り本寺から独立した。

大道寺
だいどうじ

[現在地名]旭川市永山四条一九丁目

臨済宗妙心寺派。上川支庁管内で最古級の禅寺。北照山大道禅寺と号する。本尊は釈迦如来・夢殿観音・達磨大師。明治三一年(一八九八)和歌山県の大江対山が北海道開教を志し、同県出身の屯田兵を頼って永山ながやまに来村。同年七月裏八丁目(現永山八丁目流通団地付近)にあった屯田兵の事業場跡に仮説教場を設け、和歌山県出身者三六名に開教したのが始まり。

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世界大百科事典(旧版)内の大道寺の言及

【南蛮寺】より

…キリスト教が南蛮宗といわれていたのに由来する。教会堂には仏教寺院を改造し,仏教風に大道寺(山口),天門寺(平戸)などと寺号をつけたものもある。また新たに造られた教会堂も,南蛮屛風に見るように,日本の風習や生活様式にならい,木造・瓦ぶきの純日本建築であった。…

※「大道寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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