山口良吾(読み)ヤマグチ リョウゴ

20世紀日本人名事典 「山口良吾」の解説

山口 良吾
ヤマグチ リョウゴ

大正・昭和期の郷土史家 佐嘉神社宮司;佐賀県神社庁長。



生年
明治16(1883)年7月18日

没年
昭和29(1954)年7月19日

出生地
佐賀県杵島郡白石

学歴〔年〕
佐賀県師範〔明治39年〕卒

経歴
はじめ自琢学舎の溝上忠友に師事し、のち佐賀県師範学校に学ぶ。明治39年に同卒業後、佐賀県下の小学校などで教鞭を執り、橘小学校長として在職時には新教育運動を推進。昭和5年弥栄義塾を開き、健全な農村青年の育成に尽力した。のち八坂神社社司や佐嘉神社宮司・佐賀県神社庁長などを歴任するなど、神職としても活躍。また佐賀県の歴史や神社史の研究も行い、「佐賀県干拓史」や「祐徳稲荷神社史」などの編著もある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山口良吾」の解説

山口良吾 やまぐち-りょうご

1883-1954 大正-昭和時代の教育者,神職。
明治16年7月18日生まれ。山口良忠の父。佐賀県下の小学校でおしえる。橘小学校長時代に新教育運動を推進した。昭和5年農村青年の健全育成を目ざす弥栄(やさか)義塾を創設。佐嘉神社宮司,県神社庁長。昭和29年7月19日死去。71歳。佐賀県出身。佐賀師範卒。著作に「祐徳稲荷神社史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android