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山吹城 やまぶきじょう

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日本の城がわかる事典の解説

やまぶきじょう【山吹城】

島根県大田(おおだ)市大森町にあった戦国時代の山城(やまじろ)。戦国時代は銀山争奪戦が繰り広げられた城。莫大な富を生みだす銀山の守りの要として、標高430mの要害(ようがい)山に、1530年頃周防(山口県)の大内義興が築城した。銀の産地として石見銀山は遠く海外までその名が知られており、戦国時代には出雲の尼子(あまご)氏や安芸(広島県)の毛利氏らが銀山争奪戦を繰り返した。30年余続いた戦で、最終的には毛利元就(もとなり)が山吹城を領有し、銀山支配の拠点とした。関ヶ原の戦いの後、銀山周辺一帯が幕府直轄領となって役目を終え、1600年代前半に山吹城は取り壊された。山頂には北に4段、南に3段の郭跡があり、建物の礎石や櫓(やぐら)台、堀切、石垣が残っている。付近に福神(ふくじん)山間歩(まぶ)、龍源寺(りゅうげんじ)間歩などの国史跡が点在。JR山陰本線大田市駅から車で約20分、駐車場から山頂まで徒歩で約40分。

出典|講談社
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世界大百科事典内の山吹城の言及

【石見銀山】より

…1533年(天文2)博多商人神谷寿禎が吹工を伴ってきて銀の製錬に成功した。産銀増加とともに,大内・尼子・毛利氏の間に銀山争奪戦が反復され,銀山に山吹城があり,南西方の降路坂の南に矢滝城があり銀山の押えに当たった。62年(永禄5)毛利氏が銀山を確保し,やがてこれを室町幕府と朝廷に料所として献じ銀を貢納した。…

※「山吹城」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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