山尾村(読み)やまのおむら

日本歴史地名大系 「山尾村」の解説

山尾村
やまのおむら

[現在地名]真壁町山尾やまお

筑波山北麓の扇状地に広がり、北は古城ふるしろ村。中世は真壁氏の支配下に置かれ、寛喜元年(一二二九)七月一九日の平時幹宛将軍藤原頼経袖判下文(真壁文書)、文永六年(一二六九)二月一六日の沙弥敬念真壁時幹譲状(同文書)に山乃宇郷とあり、弘安大田文には「山野宇十二丁」とある。慶長二年(一五九七)麦田検地が行われ、真壁郡麦田検地帳(彰考館蔵)に「山尾村(中略)上田壱反三畝拾歩、中田九畝六歩、下田三反壱畝廿四歩、合五反四畝八歩、右之麦五石四斗仁升七合、此内三ケ二引、残而壱石八斗九合御定納」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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