山慈姑(読み)さんじこ

精選版 日本国語大辞典 「山慈姑」の意味・読み・例文・類語

さん‐じこ【山慈姑】

  1. 〘 名詞 〙 植物まんじゅしゃげ(曼珠沙華)」の異名。また、植物「あまな(甘菜)」の漢名
    1. [初出の実例]「まんじゅさけ 山慈姑也。俗に云しびとはな」(出典:俳諧・番匠童(1689)七月)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「山慈姑」の解説

山慈姑 (アマナ・サンジコ)

学名Tulipa edulis
植物。ユリ科の多年草,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の山慈姑の言及

【アマナ(甘菜)】より

…和名は苦みのないその味に由来する。漢方では山慈姑(さんじこ)と呼び,乾燥した鱗茎を滋養強壮剤に用いる。可憐な花を観賞するために,山草愛好家により栽培されることがある。…

※「山慈姑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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