山峡(読み)サンキョウ

デジタル大辞泉 「山峡」の意味・読み・例文・類語

さん‐きょう〔‐ケフ〕【山峡】

山の迫った谷間やまかい。
[類語]山峡やまかい山間峡谷渓谷幽谷空谷谷間たにま谷間たにあい渓間狭間谷地谷戸やつ雪渓谷底窪地低地クレバス

やま‐かい〔‐かひ〕【山峡】

《「やまがい」とも》山と山との間。谷間。やまあい。「山峡の鉱泉宿」
[類語]山峡さんきょう山腹中腹山中山間さんかん山間やまあい山懐

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精選版 日本国語大辞典 「山峡」の意味・読み・例文・類語

さん‐きょう‥ケフ【山峡】

  1. 〘 名詞 〙 山と山との間。谷間。やまかい。たにあい。
    1. [初出の実例]「舟は早くも山峡(サンケフ)に入る」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石〉五)
    2. [その他の文献]〔淮南子‐原道訓〕

やま‐かい‥かひ【山峡】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「やまがい」とも ) 山と山との間。山と山との間の低くなった所。谷間。やまあい。
    1. [初出の実例]「夜麻我比(ヤマガヒ)に咲ける桜をただひと目君に見せてば何をか思はむ」(出典:万葉集(8C後)一七・三九六七)

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普及版 字通 「山峡」の読み・字形・画数・意味

【山峡】さんきよう

峡谷。

字通「山」の項目を見る

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