山戸田村(読み)やまとだむら

日本歴史地名大系 「山戸田村」の解説

山戸田村
やまとだむら

[現在地名]霊山町山戸田

蛇行して北流する広瀬ひろせ川に沿い、北は飯田いいだ村・牛坂うしざか村、西は掛田かけだ村、南は御代田みよだ(現月舘町)掛田村から東行してきた中村街道が横断し、広瀬川に沿って梁川やながわ(現梁川町)川俣かわまた(現川俣町)を結ぶ街道が通る。伊達朝宗の女で、源頼朝の奥方となったという大進局は、のち尼となり当地に隠居したとされる(寛政重修諸家譜)。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録では高六二七石余。

山戸田村
やまとだむら

[現在地名]中島町山戸田

通称「やまった」ともいい、山津田・山濃田とも記す。熊木くまき川中流南岸の村で、東は上町かんまち村。貞応三年(一二二四)一〇月一日の熊来庄立券文写(尾沢文書)みえる「山田里」は当地に比定される。文明一三年(一四八一)一二月と天文一〇年(一五四一)四月の気多社諸職料田支配状(気多大宮司家文書)に、熊来職料の神免田四反が「山濃田分」とみえ、青島・浄満両寺の知行分。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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