山本震琴(読み)やまもとしんぎん

世界大百科事典(旧版)内の山本震琴の言及

【二弦琴】より

…しかし,しだいに衰微して現在では大本教の典礼楽となっているほか,名古屋の椿神明社の奉仕楽となっている。また奈良の山本震琴(1903‐88)が大阪系の伝承を伝えていた。 琴主の実弟の越智正常(大岸元琴)が江戸に普及させたなかから,歌舞伎囃子方の藤舎芦船が出て,端唄,俗曲などの伴奏にも適するように,一方で裏板をなくすなどの簡素化をはかるとともに,一方で音量の増大をはかって駒を大きくしたりして,歌舞伎の下座(げざ)楽器としても用いられるようにした。…

※「山本震琴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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