山樝子(読み)さんざし

精選版 日本国語大辞典 「山樝子」の意味・読み・例文・類語

さん‐ざし【山樝子・山査子】

  1. 〘 名詞 〙 バラ科の落葉小低木。中国原産で、日本へは享保一九年(一七三四薬用植物として渡来し、観賞用に栽植される。幹は高さ約二メートルになり、よく分枝し、幹と枝にはとげを生じる。葉は互生し短い柄がある。葉身は長さ三~七センチメートルの倒卵形で基部は楔形先端は浅く三裂し縁にあらい鋸歯(きょし)がある。春、枝先に白色の径二センチメートルぐらいの五弁花が数個集まって咲く。果実は径一~一・五センチメートルの球形で赤熟し、漢方利尿・通経・解毒薬などとする。果実が黄熟するものをキミノサンザシという。漢名、山樝

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動植物名よみかた辞典 普及版 「山樝子」の解説

山樝子 (サンザシ)

学名Crataegus cuneata
植物。バラ科の落葉低木,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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