山王二十一社(読み)サンノウニジュウイッシャ

  • さんのうにじゅういっしゃ サンワウニジフイッシャ
  • さんのうにじゅういっしゃ〔サンワウニジフイツシヤ〕

精選版 日本国語大辞典の解説

滋賀県大津市坂本の日吉大社に所属する二一の神社の総称。上・中・下の各社に、それぞれ七社ずつが区分されているので、合計二一社になる。→山王七社
※金刀比羅本保元(1220頃か)上「南には八幡大菩薩、男山に跡をたれ、北には賀茂大明神鳳城をまほり、鬼門のほうには、山王(サンワウ)廿一社(シャ)まします」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の山王二十一社の言及

【山王神道】より

…山王とは近江の日吉(ひよし)大社のこと。大宮(大比叡,本地釈迦如来),二宮(小比叡,本地薬師如来)を山王両明神,聖真子(本地阿弥陀如来)を加えて山王三所または三聖といい,さらに八王子(本地千手観音),客人(本地十一面観音),十禅師(本地地蔵菩薩),三宮(本地普賢菩薩)を加えて上七社となし,さらに本地垂迹(ほんじすいじやく)説によってしだいに数を増し中七社,下七社を加えて〈山王二十一社〉と称した。山王の号は《二十二社註式》に〈山王号之事,第五十二代嵯峨天皇弘仁十年,始崇敬之〉と見える。…

【日吉大社】より

…比叡山中に延暦寺が建立されると,この2神は天台宗守護の護法神として尊崇され,天台宗の興隆にともなって信仰を集めた。西本宮系の摂社聖真子(宇佐八幡)と客人(まろうど)(白山姫神),東本宮系の三宮,十禅師,八王子とともに山王七社とされ,神々はしだいに増加して,中世には中七社,下七社とあわせて山王二十一社を形成し,社内百八社,社外百八社の神をまつった。また諸国の比叡山末寺や所領,日吉社領には日吉社が勧請され,各地域に分布して現在にいたっている例も多い。…

※「山王二十一社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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