日本歴史地名大系 「山王寺村」の解説 山王寺村さんのうじむら 島根県:大原郡大東町山王寺村[現在地名]大東町山王寺薦沢(こもざわ)村の南西にあり、北は大谷(おおだに)村(現玉湯町)・西忌部(にしいんべ)村(現松江市)。正保国絵図に村名がみえる。元禄十年出雲国郷帳によると高三五四石余、寛文四年(一六六四)には本田高三〇八石余。「雲陽大数録」によれば高三二〇石。「郡村誌」によれば戸数九九(うち社二)・人数四五五、民業は農業二三戸・工業二四戸・炭焼五〇戸、物産は生人参四〇貫目・楮一二〇貫目・桐油実二〇〇石・炭二万貫目。山地(さんち)神社は「雲陽誌」には山王とあり、「本社一間に二間、拝殿二門に三門、元和三年より正保寛文まで造営修造の棟札あり、祠官語て云古叡山の山王を勧請して村裡の鎮守とす」とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by