日本歴史地名大系 「山田御厨」の解説 山田御厨やまだのみくりや 三重県:員弁郡東員町山田御厨現東員町の中央部を荘域とした荘園。「神鳳鈔」の員弁郡のなかに「山田御厨五丁」がみえ、また新校群書類従本の同書奥書の注記に従えば、建久四年(一一九三)には伊勢神宮領となっていたと推定しうるが、伊勢神宮領としての山田御厨については詳細は不明。その後、山田御厨の名は観応三年(一三五二)七月一七日付前大僧正増基譲状(「実相院文書」京都大学蔵)に現れ、実相(じつそう)院(現京都市、天台宗)門跡が当御厨の地頭職を得た。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by