山田新村(読み)やまだしんむら

日本歴史地名大系 「山田新村」の解説

山田新村
やまだしんむら

[現在地名]黒部市山田新

北は荻生おぎゆう村、南西前沢まえざわ村、西は三日市みつかいち村に接し、古くは吉城寺きちじようじ野と称した。宝暦一一年(一七六一)吉城寺村若栗わかぐり村・荻生村領を開墾し、寛政元年(一七八九)検地田家新たいえしん村の一部を含めて草高四八七石、文化一四年(一八一七)の手上高により草高五二〇石となる(下新川郡史稿)。文政四年(一八二一)吉城寺野新開所とよんでいたのを山田新村と改称、一村立てとなる。草高五二〇石、免二ツ、うち四歩は江代として引免であった(「御触留帳」伊東家文書)。天保九年(一八三八)手上免五歩で、合計二ツ五歩となったが、うち四歩は享和元年(一八〇一)から永代引免で二ツ一歩となる。


山田新村
やまだしんむら

[現在地名]福光町山田

天池新あまいけしん村・縄蔵新なわぐらしん村の東にある。南東から北西二俣ふたまた越が通る。寛永一一年(一六三四)の礪波郡拾弐組村名附帳(礪波町村資料)に村名がみえる。正保郷帳では高一一八石余、田方七反・畑方七町二反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高一二九石、免二ツ三歩(三箇国高物成帳)。同三年の川西家高付帳(川合家文書)によれば井波町加兵衛組に属し、無役家一軒半。寛政四年(一七九二)には大西先組に属し、家数二・人数九(「大西先組覚帳」福光町立図書館蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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