山県篤蔵(読み)やまがた とくぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山県篤蔵」の解説

山県篤蔵 やまがた-とくぞう

1837-1906 明治時代の新聞人。
天保(てんぽう)8年生まれ。もと長門(ながと)(山口県)萩(はぎ)藩士土屋蕭海(しょうかい)にまなび,蔵板局につとめる。維新後,木戸孝允(たかよし)発案の「新聞雑誌」の主筆となる。のち宮内省図書助。漢詩人としても知られた。明治39年6月23日死去。70歳。初名は金八。号は適処,好古,華厳山人。著作に「江家年譜」「芸苑叢話」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の山県篤蔵の言及

【新聞雑誌】より

…明治初期の東京の新聞。1871年(明治4)に長州出身の参議木戸孝允が出資して同藩士山県篤蔵に発行させた。初めは月数回刊,後には隔日刊。…

※「山県篤蔵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android