山谷草履(読み)サンヤゾウリ

デジタル大辞泉 「山谷草履」の意味・読み・例文・類語

さんや‐ぞうり〔‐ザウリ〕【山谷草履】

の殻で編んだ草履江戸時代新吉原遊郭へ通う客がはいた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「山谷草履」の意味・読み・例文・類語

さんや‐ぞうり‥ザウリ【山谷草履】

  1. 〘 名詞 〙 藺殻(いがら)で編んだ草履。江戸時代、正徳年間(一七一一‐一六)頃流行した。新吉原に通う遊客が好んではいたところからいう。
    1. [初出の実例]「三谷草履と名付、吉原通ひの若男のはき物也」(出典:随筆・我衣(1825))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android