山道町(読み)やまみちちよう

日本歴史地名大系 「山道町」の解説

山道町
やまみちちよう

[現在地名]弘前市山道町

城の南東に位置し、品川しながわ町から土淵つちぶち川に至る道筋町並。東は土手どて町、西は住吉すみよし町に接する。

慶安二年(一六四九)の弘前古御絵図(市立弘前図書館蔵)には、町割はされていないが、町内付近に松井介兵衛の下屋敷がある。寛文一三年(一六七三)弘前中惣屋敷絵図(同館蔵)では、不完全ながら町割がされ、侍丁とあり一九軒、うち一〇軒の侍屋敷のほかは空家。延宝五年(一六七七)弘前惣御絵図(同館蔵)には、侍丁として二〇軒の侍屋敷がある。「奥富士物語」によれば、元禄(一六八八―一七〇四)の武家屋敷郭外移転で、元禄九年に焼失した町内築館氏の屋敷跡へ三の郭の藩士たちが移住したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android