岡直巳(読み)オカ ナオミ

20世紀日本人名事典 「岡直巳」の解説

岡 直巳
オカ ナオミ

昭和期の美術史学者 元・奈良国立博物館学芸課長。



生年
明治37(1904)年4月22日

没年
昭和39(1964)年8月28日

出生地
宮城県七北田村(現・仙台市泉区)

学歴〔年〕
慶応義塾大学文学部美術史学科〔昭和5年〕卒,慶応義塾大学大学院東洋美術専攻〔昭和8年〕修了

学位〔年〕
文学博士(東北大学)〔昭和37年〕

経歴
昭和13年高野山大学教授、17年慶応義塾大学嘱託を経て、33年国立博物館奈良分館(後の奈良国立博物館)に転じ、36年同館学芸課長となった。39年退職。近世絵画、日本彫刻史などを研究著書に「仏教彫刻」「興福寺の彫刻」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「岡直巳」の解説

岡直巳 おか-なおみ

1904-1964 昭和時代の美術史家。
明治37年4月22日生まれ。高野山大教授などをへて,昭和23年国立博物館奈良分館(現奈良国立博物館)にはいり,36年学芸課長。専門は神像彫刻・伎楽面の研究。昭和39年8月28日死去。60歳。宮城県出身。慶大卒。著作に「仏教彫刻」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android